息子の成長を祈願し初参加した!! 第39回 雫石町 裸参り IN 2018

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裸参り

白鉢巻・白さらしを巻き、白足袋・わらじの装束に身を包み、水で水垢離をした後、
神に息をかけないためとして「含み紙」と呼ばれる紙を口にくわえたまま、
右手には鐘を、左手に提灯、のぼり、はさみを持って徒歩で参拝する

2017年の裸参りレポートはコチラ!
2016年の裸参りレポートはコチラ!

どうもヒラサワです。
岩手県は雫石町、裸参りは今年で39回目。
今年も裸参りをレポートしようと思いますよ!

。。。
。。。。。。

ってね、今年はね、観客じゃないワケ。
見てる側じゃないワケ。

そう今年は参加しました!!
裸で!!
HA・DA・KA!!

あ、ヒラサワさん裸で見てきたんだ~って?
それじゃただの変態ですよ。
参加つったら、プレイヤーの方でございます。

装束作りについて

年始から本格的に作り始めました。
装束は、『腰みの』『お守り』『横綱』でございます。

どれがどれ?ってところだと、
腰みの:スカート
お守り:ななめかけポーチ
横綱:ベルト
みたいな感じですね。


装束作りは初めて。

年明けから本格的に作り始めました。
藁を触るってことはあるけれど、縄を綯(な)うということは初めて。
糸は撚(よ)る。
縄は綯(な)う。

今年の藁の質は良かったそうというお話。
けど、量は去年より少なめとのお話。

でも、これだけの量を見る機会はなかなかないから『あ~、なんか神聖というか、神事なんだな~』とヒシヒシと感じる。

この機械で藁を柔らかくします。
手動でやります。
霧吹きを藁にかけてから何度かローラーを往復。
キコキコって音が時代を感じますね。

先輩方にご指導頂きながら作ってみたのだけど、なかなか難しいところも。
綯い方が甘いと引っ張って切れてしまうこともシバシバ。
とくに横綱の三つ編みから二つ編みにする箇所が、藁のかみ合わせを上手く出来なかったな。

腰みのは1回、横綱2回くらい途中で切れちゃってましたね。
特に横綱は本番でも身に着けるときに切れてしまったり。
来年はもっと上手に綯おう。

①テンションをかけること(よれよれに綯うことになる)
②結合部分をしっかりと綯うこと(切れちゃう)
③太さを均一にすること(見た目)

裸参り当日

朝8時に公民館に集合。
そこから上原小児科医院にて健康診断。
尿検査と、血圧、問診。
尿検査、これ前日から水分調節してたんで出ないかと思った。
血圧高めだったよね、たぶん、尿検査で気張り過ぎたんでしょう。
血圧はかる看護婦さん、その話したら笑ってた。

健康診断後、公民館に戻りその後、雫石あねっこへ温泉に入りに。
到着後、入浴前にカレーを食べました。

このカレーちょっと辛い。
ちょっと刺激には慎重なヒラサワさん。

風呂はしっかりと体を温めたあと、水風呂で毛穴を占める。
たぶん、みんな言ってたけど、毛穴は始まるころには開いちゃうらしいんで気休めかもしれない。
僕は時間もあったんで、いつもみたいにサウナして水風呂。

上がった後はさらしを巻く。
生まれて初めてさらしを巻いた。
結構ギチギチと締め上げる。
気も引き締まる気がする。

気分は花山薫。
なんて油断してたら、思いっきりさらしを巻かれたタイミングの時、さっき食べたカレー、ちょっと出そうになったよね。
ヒヤリハット。

温泉から戻った後は、公民館で着替えます。
ここらへんから自撮り写真はないですね、ハイ。

装束着替えて、藁があたるところにクリームを塗る。
イネ科のアレルギーで虫刺されみたいなのがいっぱいでちゃうんだよね。

気持ちワイルド、中身マイルドすぎる僕の肌。

神社で祝詞の後は、塩を含んでお神酒を飲む。
この日はいったい何度だったんだろう。
平均はマイナス1.2度だったみたいだけど。

歩き始めるまでの立ってる時間が辛い。
風邪が吹くと、ちょっと筋肉が震えだす。

勝手に熱量を生み出そうとしてるのを感じます。
燃料はさっき食ったカレーです。

いよいよ。
名を呼ばれ、鐘を持つ。
僕は『のぼり』担当。
子孫繁栄ののぼりを。

息子の成長祈願の為に歩くと決めてる。
今、雫石町、ちょっとしたベビーラッシュ。
みんなのところの子も大きく健やかに健やかに育ちますようにって気持ち込める。

歩いてるときは寒さで何も考えられなくなるんだろうか。

始まり。
僕の順番は38番目だった。

話によるとここまでの待ち時間が一番の敵なそう。
出だしは体が硬直しててなかなかうまく体が動かない。

沿道に妻や息子、友達を見つけてテンション上げて頑張る。
本当寒さを紛らわしてくれたな~。

後は一歩一歩、
『息子よ、大きく育てよ!!』
『〇〇の子も大きく育てよ!!』

みたいに、歩いてた。
強風が吹くと、『ん~っ!!!』っとそんな心の言葉も一瞬途切れたり。

そうそう歩くときは、口に含み紙します。
この紙がとれそうになったり、鼻水垂れてきたり、そういうときは介添えの方がサポートしてくれます。

ま~、鼻水出る出る。
ま~、唾液で含み紙が濡れる濡れる。

どれだけ鼻が潤ってるの?
どれだけ口が潤ってるの?

ってくらい出てましたね。
介添えの方ありがとうございました。


最後、神社にたどり着いたとき体は冷え切っていたけど、やってよかったと思ったよ。

正直、父ちゃんは擁が大きくなって酒でも飲めるようになったら、『父ちゃん、お前のために子孫繁栄の旗を持って歩いたんだぞ』って言いたいところもあっから、そこに神様のお力もお借りして頑張ったよ。

と今回はここまで。
まだまだ書けることあるけど、それはまた後で。

復活39回目ということで来年は40周年。
10年で満願達成という裸参り。

この町で生き行くにあたって、こういう行事は大事にしていきたいし、できれば『復活』っていうキーワードをこの先は使われないようにいけたらと思います。
その為にはどんな形であれ関わり続けて行くことが大切なことだなと思う。

僕の息子はいつか参加するとき来るのだろうか。
いや、本人の意思を尊重だから強制とかではないけれど。

僕の息子、孫の代にも裸参りが残ってますように。
来年も頑張るぞ!

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