ボランティアのせいで仏間も神棚もお祈り出来ない!!と言われない為に。

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雫石町の地域の防災力パワーアップ講座(水害編)を受講!!

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どうもヒラサワです。
今回は雫石町の地域の防災力パワーアップ講座に参加してきました。

いや、本当こうゆう貴重な機会は活かしたい。
本当楽しみにしてたよね。

といいつつ、前日まで連絡忘れてた悪人は僕です。
社協の素敵なおねぇさん、アヤカさんのおかげで今回も無事に参加できました。

感謝の意しかありません。
ありがとうございます!!

テーマは『水害時の復旧方法』

講師は小林直樹さん、桑原誠さんのお二方。
ともに復興支援活動に関わるスペシャリストです。

一般人の僕にはなんとも興味深い内容。
みんなも岩手県は岩泉町が台風10号の被害でニュースでもよく聞いた言葉があったと思う。

アレですよ、よく『床下浸水が~』とか『床上浸水が~』ってフレーズが頭に浮かんでくる。
ん、ん?
これって下とか上とか文字の違いがあるってことは、もちろん内容も違うよね?

そこら辺の知識はOK?
ちょっと再確認しようしよう。

宮城県の危機対策課さんから抜粋すると・・・

・「床上浸水」とは,住家の床より上に浸水したもの及び全壊・半壊には該当しないが,土砂竹木の堆積により一時的に居住することができないものとする。
・「床下浸水」とは,床上浸水に至らない程度に浸水したものとする

なるほど~。
わかったわかった。

で、今回はその中でも『泥のかき出し』に注目。

『床下だったら、別にほっておいてもイイんじゃね?、水でしょ?、雨水でしょ?』って思った?
駄目駄目、必要な作業なんだよ。

『泥のかき出し』はなんでするかっていうと、家を守る&人を守る為にする。
水害で流れ込んできた水、下水を含む汚い水。

その水には細菌がたくさん入っていて、そのまま乾燥させても汚物や細菌は残るんだよね。
柱が腐ったり、人体にも不衛生なことで体調を崩したり。

だから、汚い水をかき出したら下に溜まっていた泥やヘドロを徹底的にかき出す!!
ということなワケ。

匂いもヘドロともなればかなりだし。
そんなところに住むのは厳しいでしょ?

ちなみにこの『匂い』で住めなくて『全壊判定』される住居もあるとか。
知らなかったな~。

なので泥をかき出した後、汚れてるところを壁も含めて泥をこすり落としながら洗う。
泥を取り除いたら、再度たまった水をかき出し~を繰り返し。

復旧方法としては床板を外す→泥のかき出し→綺麗にする→乾燥させる→床板戻す→除菌・防腐剤する~のような流れでした。

流れを一文書いただけでも後で自分が思い出す忘備録みたいになってる。
床の外し方とかやったことないけど画付きでわかりやすかったな~。

技術も大切だけど、人を思うことはもっと大切!!

講義の内容は今回は詳しく書かないけれど、何よりも何よりも心構えを皆さんに知ってほしい。
一般人の僕が話を聞いて、これだけは伝えたいってことがあった。

これは、技術的なお話でなく、『感情的』なところなんだけどね、みんなもボランティアで床板を外すときは出来るだけ床板を剝がした後のことを考えてほしい。

これね、僕、衝撃的な話だったんだよ。

仏間の部屋が床下浸水してさ、泥のかき出しをする為に床を外したんだって。
で、で、その外した床を『適当に剥いで捨てた』ということがあったとか。

泥をかき出したはいいけど、その後は床板を元に戻すのに数か月、いろんな事情があって貼れなくて。
スッカスカの部屋で、仏間で座ることも出来ない状態だったと。

想像してみて?
う~ん、切ない。

泥のかき出し、大事だし、それ自体はイイことだと思うけど。
かき出すのがメインでその後のことを考えないのは、もう少し配慮あっていいと思う。

せめて、一部だけでも何枚かだけでも床を戻しておけたらそういう事態にならなかったよね。
もちろん、全部が全部のボランティアでなく、一部なんだけど自分がするときは気をつけたい・・・

ん~、ちょっと暗めの話になっちゃったけど、大切なことだと思ったので。

僕も含め、ボランティアで泥のかき出しをするときは気を付けましょう!!

講義は午前中から夕方までだったのだけれど、この後お二人は岩泉へ!
貴重なお時間大変ありがとうございました!!

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