第15話 雫石で迎えるお盆、迎え灯篭、迎え火、白せんべい。
先日作った、迎え灯篭
第14話 迎え灯篭を作った。祖母の魂が迷わないように遠くからも見えるように。
今日からお盆。
日中は、お墓をまわって、掃除とかお供えとか。
夜になったので電気を付ける。
自分たちで作った灯篭でお迎えするっていうのは、
「自分で作ったご飯を相手に食べてもらう」って感覚に似てる。
灯篭自体は、今は市販品もあるけど
高級なやつは、確かに高級感もあるし、見た目もきちっとしてる。
今なら写真みたいに、殺虫機能があるものも。
確かに、火を焚いてると明るさで蚊も寄ってもくる。
それでも自分なら、手作りの方が嬉しい。
孫が作ってくれたらなおさら。
まぁ、今は子供もいないけどね。
迎え火の為に焚き火をする
この煙にのって、仏様が返ってくる。
祖母もきっと帰ってきてる。
小さいころは、当たり前に親も祖父母もいたから、
ご先祖様に~って思いが強かったけど、
自分もいつか、自分の親を思いながら迎え火するときが来る。
白せんべいを火で炙る。それを食べる。長寿になる
火を見ながら、祖母の事を思い出す。
お寺の和尚さんがおっしゃってたけど、死者のことを思うとき、そこから帰ってくるという話だった。
僕もいつか死ぬんだろうけど、その時は、家族が同じようにしてくれたら嬉しいな。
写真は、白せんべえ。
これを火で炙って食べると、長寿になるそう。
まずはしっかり生きること。
家に入って夕食を。
今夜はホタテで一杯頂きました。
三陸産でぷっくりしてウマイ。
ホタテを燻してもおいしいかもなぁ。